スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

627枚目 松任谷 由実『MISSLIM 』を聴き直しました。

627枚目 松任谷 由実『MISSLIM 』を聴き直しました。

ミスリムpart2

3月17日朝


レーベル :Express  
発売元  東芝 EMI 株式会社
発売年 1974年

A面
1. 生まれた街で
2. 瞳を閉じて
3. やさしさに包まれたなら
4. 海を見ていた午後
5. 12月の雨

B面
1. あなただけのもの
2. 魔法の鏡
3. たぶんあなたはむかえに来ない
4. 私のフランソワーズ
5. 旅立つ秋


当地は今朝も雪でした。雪がやんだ隙に写した玄関からの前景

―「ユーミンの罪」―ユーミンの歌とは女の業の肯定である。―(講談社新書)
仕事帰りに立ち寄った小さな書店で見つけた新書のタイトルとサブタイトルにびっくりしました。
 帯がマゼンダピンクで、普通より大きめ。新書なのに目立ちます。著者が酒井順子さん。知りません。でも、即座に買いました。一気に読み進むことができた秀逸の音楽評論集です。ちなみ著者の酒井さんはユーミンの立教女学院中等部・高等部の後輩です。 

 1973年のファーストアルバム「ひこうき雲」から1991年の「DAWN PURPLE」まで20枚のアルバムを年代順に批評しているのです。ただ、今まで読んだ音楽評論とは違う。たとえば「ひこうき雲」、見出しが『開けられたパンドラの箱』で小見出しが2つ。●軽やかでお洒落な「死」 ●ユーミンの甘い傷跡。
 
 早速手元にある古いレコードを引っ張り出しました。
 「ひこうき雲」が見つからないので、セカンドアルバム「MISSLIM」を聴き直しました。1974年発売のこのアルバムは前作「ひこうき雲」に劣らず名曲ぞろい。発売当時すでに社会人なった私にとって、楽曲に関わる思い出は特にないものの、今聴き直すと実に新鮮でとても40年の時差があるとは思えません。
 
 酒井順子がきめつけます、失礼、評します。たとえば、「海を見ていた午後」 これは別れの歌。ユーミンの別れの歌はそれまでの歌謡曲や演歌の別れの歌とは違う。「別れの場面でダサいから泣かない」と解説する。ユーミン的お洒落の世界に別れの涙は格好が悪いと言う。
 「たぶんあなたはむかえに来ない」でも雨の中待っている相手の男性はこない、ふられてしまった、と、あきらめる。あきらめずに雨の中飛び出しで泣きじゃくるなどパフォーマンスしたら、それは「フォーク」とバッサリだ。演歌や歌謡曲で歌われた「男への執着」がなくなり、「ダサさ」を恐れるあまり、世の中の女性は野太さを失ってしまった、と酒井は書く。
 
 新しい解釈、というより中高年男性には絶対ない感性です。
もっとも、多くの中高年男性はユーミンを聴かないでしょうね。新書「ユーミンの罪」も読まないでしょう。

 
私には失恋ソングと思えない『たぶんあなたは迎えにこない』
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secret

No title

お家の前に、こんな景色が広がるだなんて、厳しい環境なのだとは思いますが、ずいぶん綺麗な所にお住まいですね。

「ユーミンの歌とは女の業の肯定」なのですね(笑)
ユーミンの曲はそんなに何曲も知らないのですが・・・昔、お付き合いでたまにカラオケに行くと、いつもユーミンの曲を歌っていました。
そういえば、そんな感じのする歌もあったように思います。
ワタクシも業が深かったので、どこかピンとくるところがあったのかもしれません・・・。
ふられて泣く女の人には、私も全然共感できませんでしたね。
確かに、私には野太さも全くありません~。
なるほど、という解釈ですね。

なるほど、という解釈

Ariane さん

 こんばんは
 コメントありがとうございます。今日も雪降る中を300キロほど車を運転しました。

 妻の母が足を痛めたので我が家に連れてきました。地元の病院ではこころもとないので、札幌の病院へ連れて行こうと思います。

 北海道の東に住む母が転倒して大腿骨を骨折し入院生活。その見舞いと妻の母の見舞いとでこの3月は雪の高速道路をかなりの距離、運転しました。
 今この時間も北海道東部は猛吹雪で道路が何本も通行止めです。
Arianeさんの美しい春の花々を見るにつけ、日本は広いと実感します。
 さて『ユーミンの罪』、中高年男性が取り上げるにはやや無理がありますが、挑戦しようと思います。ま、ただレコードを聴くだけなのですが。。。
 Ariane さんのように女性の方の見解を知ることもおおいに勉強になります。
 ありがとうございます。
 

おはようございます。

mikitaka08様

北の大地はやはり厳かであり、それでも尚、美しさを感じさせます。
日々、雪との格闘の生活は相当の苦難が想像できます。
温暖な地方で暮らしていて、自然の厳しさを実感していない私には、安直に神秘を感じさせられ恐縮致します。

私も先日「ひこうき雲」を取り出し聴き直していました。当時はフォークソング全盛の時代、秀逸なアーティスト、楽曲のオンパレード、今でも数々の名作がリメイクされ、カバーされ、受け継がれてきています。
「ひこうき雲」もジブリで採用され、表現力の一部、或いは大半をしっかり担っています。
優れた作品は「独り歩き」する様子です。

人の本質的なものがどんな時代であろうと変貌することがないように、秀逸な作品は、経年により色褪せることは無いのですね。

最後に一言、「レコード万歳!」・・・。

優れた作品は「独り歩き」する

ハゼドン さん

 こんにちは
 コメントありがとうございます。
 「ひこうき雲」は40年も前に作られたとは思えない新鮮さがありますよね。
 
 後世に残る名曲は今もこれからもあるのでしょうが、時代背景にマッチしたり音楽を取り巻く環境が1960~70年代と今では若干違うのかなと感じることがあります。
 
 ハセドンさんがおっしゃる『当時はフォークソング全盛の時代』、楽曲が生まれる背景、歌い手の哲学、楽曲の作リ手側の熱い体制が聴く側にも十分に伝わってきた感じがありました。
 ユーミンが『ニュー』と自らの楽曲の作風に名ずけて、フォークをもバッサリ切り捨てて突き進んできた歴史を振り返ると面白いことがいっぱいでてきそうです。
 たくさんのヒント、ありがとうございました。

ユーミンのせい?

こんにちは。
玄関前の風景に思わず息を呑みました。
わたしには、ただただ美しい雪景色ですが、
mikitakaさんにとっては、生活の場であり、毎日の見慣れた風景なんですね。

 ♪ 中央フリーウェイ 調布基地を追い越し 山に向かっていけば ♪
高校生の時、ラジオから聞こえてきた歌詞に、えっ?っと北側の窓をみました。
その頃は、実家の2階から、中央高速のその辺りが見えていたんです。

 一時、山形に住んだ時期もありますが、
結局、狭い範囲で生きてるなぁ~と苦笑いしたくなります。

 東京から出られないのは、ユーミンのせいよ。
と言えたら、楽チンなんですけどね。
mikitakaさんがユーミン取り上げてるのが、新鮮でした。





毎日の見慣れた風景

櫟コナラ 様

 こんばんは
 コメントありがとうございます。単なる牧草地なんです。隣が耕作放棄地、本当は借りて畑にしたいのですが、我が家の前の持ち主とトラブルがあったとかで、今は静観しております。
 温かい地方の方には美しい雪景色ですが、私は毎朝変わるこの光景を見ながら「今日も仕事か」と愚痴の一つも言いたい場所なのです。内緒ですが、わらびやウド、よもぎが採れるのですよ。

  中央高速が近くに通っていた。なんとお洒落でしょう。ユーミンの手にかかるとすべてがお洒落に聞こえる。特別ですよね。
 それだけに酒井順子さんはユーミンの歌が多くの女性を不幸にしたときめつけます。
 『東京から出られないのはユーミンのせいよ』、実際にそう思っている女性が絶対にいると私も思います。

 中高年おやじ、というより爺がユーミンを語るのは奇妙に思われるでしょうが、それだけ惹きつける本でした。
 コナラさんを含めた女性のブログが面白い、というより含蓄のある文章が多いのに、納得させられた一冊であります。
 ぜひご一読を!!
 

No title

こんばんは。
酒井順子さんのエッセイはいくつか読んだことあるのですが、ユーミンのはまだ読んでません。
でも、mikitakaさんの解説を読んで、凄く納得できるものがありました。メロディメーカーとしての彼女には惹かれるものの、私がユーミンの歌の世界にイマイチ入り込めない理由がよく分かりました。女のドロドロを感じて、拒否反応があるのかもしれませんね。
ちなみに、私はドリカムもあまり聴きません。

拒否反応があるのかも

yuccalina さん

 コメントありがとうございます。
 酒井順子さんはずいぶんと著書が多いのですね。調べてみて、初めて知りました。

 yuccalina さんのコメントからユーミンのアルバムをあえて「読む」彼女の批評に、「聴く」一辺倒の私がついていけない理由がわかりました。
 
 女性なら誰でも受け入れると思っていたユーミンの音楽、歌詞に拒否感を覚える方もいらっしゃるのですね。
  
 今まで読んだいくつかの音楽評論が陰に音楽産業界がちらつく感が多かったのですが、酒井さんのこの本は違う角度から音楽を取り上げているので、爺さんをも惹きつけるのです。
 ありがとうございました。
 
プロフィール

miki-taka08

Author:miki-taka08
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
ブログパーツ
FC2ブックマーク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。